▼前回の記事はこちら
バスがきました。
15:15 Karlovac発→16:30 Plitvička jezera着
Entrance1とEntrance2
乗る前に運転手さんに確認。
「このバスはEntrance1に止まりますか?」
止まるよ、とのことで安心して乗り込みます。
プリトヴィツェには、バス停が2つあります。
Entrance1 とEntrance2
公園にも入口が2箇所あり、それに合わせてバス停も2つあるのです。
私が泊まるのは、
RASTOVAČA village
というEntrance1に近い村。
Entrance1は、Zagrebからくるバスに乗って、先に止まる方のバス停です。
さて、プリトヴィツェ湖群が目当ての場合は、公園内のホテルに泊まるのがとても便利。
※ガイドブックにもたいてい載っています。
ですが、観光地だけあって、これらのホテルは部屋のわりに値段が高い。。
そこでわたしは検索範囲を広げて、近くのRASTOVAČA villageにあるアパートに泊まることにしたのです。
公園内にある上記のホテルは全てEntrance2にあり、そのためか、ほとんどの人はEntrance2でバスを降りるようです。
事前にネットで色々調べたところ、
「Entrance1には止まらず通過してしまった」なんて情報もありました。
プリトヴィツェのような自然いっぱいの場所は、おそらく山を切り開いて道路を通しているはず。
降りるバス停を間違えたりしたら、きっと歩道もないような車ビュンビュンの道を、スーツケースを引きずりながら歩くことになる。
それは絶対にいやだ!
ということで、何が何でもわたしはEntrance1で降りる必要があったのです。
運転手さんとまわりの人達にEntrance1?とききまくる
クロアチアのバスは、車内に次のバス停が表示される電光掲示板がなく、バス停に停留所の名前もなかったり、そして車内アナウンスも良く聞き取れなかったり(そもそも英語じゃなかったり)と、かなり分かりづらいので、ドキドキです。
16:30 Plitvička jezera着
なので、16:00過ぎたあたりから、窓の外をガン見。
途中右手に、少し見下ろす感じで「Rastoke(ラストケ)村」というとても美しい村が見えます。
その直後にSlunj(スルニ)というバス停に止まり、地元の人らしき数人が乗ってきました。
ここからはバスが停留所で止まる度、私は運転手さんに「Entrance1?」と聞きに行きました。
「まだだよ」と言われ席に戻ること2、3回。。
ソワソワする私。
そのうち、やり取りを見ていた地元の人らしきお客さんが、「Plitvička jezeraに行くの?」と聞いてきました。
Entrance1で降りたいんだと言うと、「あと10キロ位だよ、まだだから座ってなさい。」と教えてくれました。
そしてSlunj(スルニ)から4つ目か5つ目だったかな...少し開けた場所にバスが止まった時、運転手さん、まわりの地元のお客さん数人が一斉にこっちを見て「Entrance1だよ!」と教えてくれました。
うわ~ん、みんな優しい(´д⊂)
おさわがせしてごめんなさい...!
ありがとう。。
ということで、みんなに助けられて、私は無事にEntrance1でバスを降りることが出来たのでした。
バス停付近はこんな感じ。
自然に囲まれた美しいRASTOVAČA village
次はアパートのあるRASTOVAČA villageを探します。
しかし目の前は予想通り、歩道なしの車道が左右に続いているのみ。
この道を迷いながら歩くのは危険と判断し、タクシーに乗りました。
5分もせずにアパートに到着。
最後はお金で解決です。
あれ、そもそも公園内のホテルが高いからRASTOVAČA villageのアパートにしたんじゃなかったっけ?
とっても可愛らしい外観。
部屋への入口もかわいいです。
部屋もすごく素敵♪
1人ではもったいないくらい広いです。
水周りも広々で清潔。
▼アパートはこちら
まあ、タクシー使っちゃったけど、自然いっぱいの村のこんな可愛らしいアパートに泊まれるからいっか♪
1day ticket と 2day ticket そしてSplitへのバスチケット
チェクインをしたら、とりあえず公園まで行ってみることにしました。
歩道のない道を歩きます。
アパートから15~20分位で、公園の入口に着きました。
時刻は17:50。
7月の開園時間は07:00~20:00のはず。
あと2時間しかないけれど、2日券を買って今日も中に入ろう!
【July&August】
★1day ticket : 180kn (約3,200円)
★2day ticket : 280kn (約4,900円)
ところが窓口で確認すると、「19:00までだよ」と。
えっ(°д°)
私「20:00までじゃないの?」
窓口の人「19:00に閉まるよ」
...。
1時間のために1,700円か~
ないな。
あきらめてバス停に戻り、明日のバスチケット(Plitvička jezera→Split)を買うことにしました。
インフォメーションにも時刻表が貼ってありました。
15:15 Plitvička jezera発
19:30 Split着
のチケットを買いました。
※ちなみに窓口の人が言っていましたが、Entrance1、Entrance2、どちらから乗ってもokだそうです。
このバスなんですが、これまた事前にネットで調べたところ、「先に止まるバス停で満員になると次のバス停は止まらず通り過ぎてしまう」という情報があちこちにありました。
つまり、
Split→ZagrebのバスはEntrance2で満員になるとEntrance1には止まらない。
Zagreb→Splitのバスはその逆。
これが心配だったので聞いてみると、「そのチケットであなたの席はすでに予約されたので大丈夫。」とのこと。
ネットでよく見る話と違う。
最近システムが変わったのかな?
まあとにかく良かった、安心です。
チケットも買えたし、することもないからアパートに戻ろうかな、と思っていたら、話しかけてくる男性が。
さっき乗ったタクシーの運転手さんでした。
運「何してるの?」
私「2時間だけ中に入ろうと思ったら、19:00に閉まるって言われた。」
運「いや20:00まで開いてるよ。」
私「え?でも窓口の人が19:00って言ってたよ。」
ちらりと腕時計を見る彼。
「よし、ついておいで。」
???
袋詰めのピーナッツを食べながら歩き出す彼。
私にもピーナッツをくれて、2人でポリポリ食べながら公園入口へ向かいます。
すると18:00を過ぎたため窓口はすでに閉まっていて誰もいなく、そのまま入口を入っていく彼。
おいでおいでと手招きしています。
私もあとに続き、えいっと入口を通過。
「彼ら(窓口の人)はもう仕事を終えたから問題ないよ。」と彼。
いや問題ありだけど、まあいいか。
※真似しないでください。。
中に入るとこんな景色が広がっていました。
ここで彼が、地図には載っていない絶景ポイントを教えてくれました。
そのポイントは、実は私も事前に調べていて必ず行こうと思っていた場所だったので、やっぱり合ってるんだと再確認出来たのでした。
この絶景ポイントには明日行くことにして、2時間で回れそうな範囲を歩いてみることにしました。
さっそく信じられないくらい美しい景色が。
なんて美しい水の色。
透明度が高く、魚がハッキリ見えます。
苔むした激しい流れの場所。
洞窟へと続く道。
手すりに捕まらないととても登れない急な階段。
美しい場所が次から次へと現れます。
心の中で「うわぁ...」と言いっぱなしでした。
日没までにはアパートへ帰りたかったので、出口へ向かいます。
するとまたあのタクシーの運転手さんがいました。
「あなたのおかげですごく楽しかった!ありがとう。」とお礼を言って、撮ってきた写真を見せたりしてしばし雑談。
明日は公園内を見終わったら一旦アパートに戻り、スーツケースを持ってまたバス停まで来るので、明日のタクシーの約束もしておきました。
※公園に鍵のかかる荷物置き場があるのですが、鍵は1つしかなく、つまり誰でも入って荷物を持っていけちゃうため、私はアパートに荷物を置かせてもらうことにしました。
アパートのおかみさんに朝食の時間を交渉
日が暮れる前にアパートへ帰ります。
自然いっぱいでのどかな RASTOVAČA village 。
本当に美しい村。
なんとか日没前にアパートに到着。
明日の朝食の時間をアパートのおかみさんに伝えることになっていました。
公園が開くのは7時。
7時にはもう歩き始めたいので、朝食は6時位がいいな。
私「朝食だけど6時は可能?」
おかみさん「6時?!早すぎる!ムリ。朝食は7時~よ。」
私「7時に公園が開くと同時にスタートしたいの。」
おかみさん「う~ん、じゃあ6:30はどう?」
私「う~ん、、、」
おかみさん「じゃあ公園入口にレストランがあるからそこにしたらどう?」
※アパートの朝食は別料金
私「レストランは何時に開くの?」
おかみさん「7時よ」
私「7時にレストランに入ると歩き始めるのが遅くなっちゃう。。」
おかみさん「そうね、、う~ん。。」
私「ok、じゃあ6:30でお願いできる?」
おかみさん「じゃあ6:15!どう?」
!!!!!
笑「ええ!いいの?!ありがとうありがとう(≧◡≦)」
おかみさん「(目をこする真似をしながら)眠いけど早起きするわ。」
私「あぁ...ごめんなさい(><)」
通常7時~の朝食を、ゴリ押しして6:15にしてもらっちゃいました。。
私のとんでもないワガママを結局きいてくれたおかみさん。
本当にごめんなさい。
本当にありがとう。
▼続きの記事はこちら